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相談事例03

相談事例03

保証付きと言われて購入した中古車、実際には現状渡し扱いで販売店保証はなく、修理に応じてもらえない

相談概要

自ら出向いた中古車店で、担当者から車体価格53万円、中古車店の保証費8万円、下取り価格81万円の見積もりを見せられた。保証は不要といったが、付けておいた方がいいと言われた。購入価格が61万円となるが、下取り価格が81万円と高額だったので契約を決め、現金で差額の20万円を受取った。しかし、納車当初からエンジンのかかりが悪く、苦情を伝えたら、「保証付きではない」と言われた。受取っている契約書を見ると、保証のことが何も書いていない。担当者から、「事業者が委託している保険のような保証は適用になるので、それを使うように」と言われた。保証付きと言われて購入したのに保証は付いておらず、「現状渡し」だと言って中古車店は修理には応じてくれない。修理ができないならきちんと走る車と交換してほしい。

 

アドバイス

(1)中古車の保証サービスには、中古車販売店が加盟店契約をしている「修理保証サービス」の事業者との契約の場合があります。その場合、修理保証は中古車販売店ではなく、保証提供事業者となります。

 

(2)販売店の担当者から口頭説明の際に見せられた見積書の内容と、渡されている契約書面の内容が食違っている場合、消費者から食違いの事実を立証することは極めて困難です。しかし、中古車販売に係わる契約書面の内容に不備があった場合は、正しく記載された契約書を求める必要があります。不明な点は、自動車公正取引協議会に問い合わせましょう。

 

(3)契約書面上に不備はなく、現状渡しで修理保証が付いていなくても、納車当初から不具合があれば、納車以前から不具合があった可能性もあります。「民法」の「瑕疵担保責任」の考え方に基づいて、販売店に無償修理を求めることができる場合があります。通常、車の不具合は修理対応が原則で、交換はできません。

 

(4)(一社)自動車公正取引協議会会員店では、中古車を購入する場合、店頭表示に保証の有無を表示するようになっています。「保証付き」の場合は「保証内容」と「保証期間又は保証走行距離数」を表示しています。中古車購入を検討する時、(一社)自動車公正取引協議会の会員となっている中古車店を選ぶことは、信頼性の目安となります。

 

(5)店頭で中古車を選ぶ際、価格や雰囲気に流されることなく、保証や整備等の表示も必ずチェックしましょう。また、車の稼働時の状態を把握するために、必ず試乗して不具合がないか自身で確認することは必須です。

 

(6)契約を決め契約書に署名する場合は、契約内容に間違いはないかを確認し、控えを必ずもらうことがトラブル回避への近道です。

 

参考:中古自動車公正取引協議会、日本自動車販売協会連合会

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