消費生活に関するわが国最大の専門家団体 公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 NACS(ナックス)

相談事例05

相談事例05

ネット通販で注文した海外ブランドのブーツが税関で止められ商品が届かない

相談概要

SNSの中で、「正規品直輸入。送料無料」と書いてあるサイトを見つけ、以前から欲しかった海外ブランドのブーツを2足注文した。合計2万7722円でクレジットカード払いにした。サイト事業者からは注文確認メールが届き、すぐに発送すると書かれていた。しかし商品は届かず、後日税関から商品が偽物の疑いがあるので、調べていると通知が来た。中国から送ってきたらしい。注文したサイトを確認したらすでに削除されていた。正規品でなければ欲しくないので解約してほしいとメールをしたが、返信もない。どうしたらよいだろうか。

 

アドバイス

(1)近年、商品を注文したが、商品が届かない、偽物が届いたという詐欺的なインターネット通販の苦情が横行しています。海外の事業者によるものが多く、特に中国の事業者のトラブルは後を絶ちません。一見、一般の日本のサイトの様に見えますが、実は、日本の事業者のホームページをコピーした、ニセサイトもあり、事業者の住所や連絡先等を変えていたり、日本語の表記がおかしかったり、振込先が個人名になっています。まず、信頼のおけるサイトで購入することが何より重要です。所在地の確認できる、顔の見える販売会社や、通販モール等の加盟店を選ぶようにしましょう。

 

(2)支払いを現金で振り込んでしまっている場合は、まず返金は困難です。警察は、海外事業者に関しては、被害届を受理しないことが多いようです。

 

(3)不正であることが判明した場合は、クレジットカード会社に申出ると、チャージバック等で返金されることがあります。近頃、クレジットカード会社により対応の違いはありますが、返金されることが多くなってきています。

 

(4)クレジットカードの利用明細の確認と、クレジットカード番号を変更するようにしましょう。
通販事業者に個人情報を提供しているので、いつ悪用されるとも限らない事態があります。偽サイトの連絡先に使われ、沢山の人から覚えのない商品の督促や問い合わせが来たという例もあります。

 

(5)偽ブランド品やコピー品等の知的財産侵害物品は輸出入が禁止されています。税関で海外から持ち込まれた物品の知的財産侵害が認められた場合は、原則没収し廃棄処分となるため、手元には届きません。万が一コピー商品等が自宅に届いた場合、海外へ返送すると罪に問われる場合があります。

 

(6)海外から購入した商品トラブルの相談窓口として、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)があります。

 

 

一口メモ
  • チャージバック
    チャージバック(charge back)はクレジットカード発行会社(イシュアー)が加盟店契約会社(アクワイアラー)に対して、加盟店の手続上の不備等を理由に、当該カード売上の取消しを要求することです。(金融用語大全より抜粋)
  • 知的財産侵害物品の輸出入禁止
    参考サイト:政府広報オンライン 暮らしのお役立ち情報
    偽ブランド品、コピー商品等の知的財産侵害物品は国内への輸入禁止!税関での取締り強化中!
  • 国民生活センター越境消費者センター(CCJ)
    海外ショッピング(インターネット・店頭取引を含む)に関するトラブルに関して消費者のための相談窓口を設けています。米国、カナダ、台湾、シンガポール、ベトナム、スペイン、中南米諸国のいずれかの場合は、その国、地域の窓口となる機関と連携し、相手国事業者に相談内容を伝達するなどして海外事業者に対応を促し、消費者と相手国事業者との間のトラブルの解決を図っています。
PAGETOP
公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-17-14 全国婦人会館2F
Copyright © NACS All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.