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わが家のキッチン!HACCP対応!! (第7話)

わが家のキッチン!HACCP対応!! (第7話)

「食べる前には手を洗いましょう~」子どもの頃から言われてきましたが、見よう見まねで洗ってきました。躾としても大事なことですが、「食中毒の発生を予防」という目的を考えると、改めて、手洗いにも力が入るのではないでしょうか。
前回、食品安全の取り組みに「全員参加」が大事とのことを述べました。私たちが毎日いただいている食べものは、生産の現場から加工、製造、輸送、販売、そして消費、これらすべての段階において、衛生的に取り扱われなければなりません。フードチェーンの全員参加です。
私たち消費者は、食べる時まで食品をきれいな状態で保たなければなりません。調理する時、食べる時、手洗いを徹底して、衛生的に保つための「全員参加」を全うしましょう。

 

手洗いの方法を再確認!

汚れや細菌を落とすためには、しっかり、じっくり洗う必要があります。
まず、腕時計や指輪をはずします。(はずした後、どこに置いたかわからない~ということがないよう、置き場所も決めておくのが良さそうですね。)
手を水で濡らして、石けんをつけて、手のひら、指の間、手の甲、指の間をそれぞれ5~10秒間洗います。実際にやってみると、長く感じます。また、いっしょうけんめい洗っているつもりでも、意外に洗い残しがあるものです。
特に親指の付け根甲の側などは、要注意!

 

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(イラストの赤矢印のところ)
 

 

 

 

 

洗ったら、流水ですすぎます。あとはきれいなタオルで拭きましょう。
急いで食事の支度をしなくてはならないときに、これだけ丁寧に「手洗い」するのは、なかなか難しいかも? 心がけが大事です。
風邪やインフルエンザ、ノロウィルスが流行しているときには、家族や友達、職場のみなさん一緒に、次にあげる「正しい手洗い」の情報を参考に、しっかり洗うことを心がけると、まん延を抑えられるのではないでしょうか。

食品工場では、爪ブラシも使って、丁寧に、丁寧に洗います。食品工場で標準的に行われている手洗いの方法が掲載されているホームページを紹介します。
公益社団法人食品衛生協会 食中毒予防のための手洗いマニュアル「正しい手洗い」

http://www.n-shokuei.jp/food_safety_information_shokuei2/food_poisoning/pdf/handwash_manual.pdf

 

タオルなどの共用によって、汚染が広がることを防止するために、手洗いの後は共用のタオルではなく、ペーパータオルや温風で水気をとります。その後、アルコールを噴霧します。手洗いは、製造現場に入るときだけではなく、トイレに行った後も必須。手洗いの後、アルコールを噴霧する機械と自動扉の開閉システムが連動していて、アルコールを噴霧しないと扉が開かないトイレもあります。
もちろん、手洗い設備の清掃を行い、爪ブラシも洗って乾燥させます。
また、冬場などは、冷たい水ではついつい手を洗う時間、すすぎ時間が短くなってしまいがち。お湯が出るようにして、手洗いルールが守れる環境を整えているところもあります。

haccp71そういえば、公共のトイレの手洗い用の蛇口。センサー式の自動水栓がかなり普及してきました。これも、細菌、ウィルスのまん延防止、公衆衛生に寄与している一場面と言えるのではないでしょうか。
次回は、食品の取扱いについて。保管場所、保管状態は大丈夫?

くらしに役立つミニ知識

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