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くらしの環境問題

くらしの環境問題

環境委員会からのメッセージ

地球上に生きる多くの生物のなかで、人だけが、モノやサービス(以降商品と表記)を利用しなければ生活ができず、お金でこれら商品を購入するという行為が必然的に起こってきます。これらの商品を購入し、使う中でさまざまな消費者問題が起こり、消費者の保護や自立が繰り返し叫ばれてきました。
これまでの消費者問題は、人が中心にあり、人がいかに社会の中で心安らかに暮らせるかが重要でした。しかし、時間軸を長くして人の暮らしを考えたとき、また人以外の地球上の多様な生き物のことを考えたときに、消費者問題ももっと幅や深さを広げなければいけないと思い至り、1999年にNACSに環境委員会を立ち上げました。

 

私たちの暮らしは、商品を消費することで成り立ち、環境への負荷をかけずには暮らせなくなっています。そういう状況にあって、グリーンコンシューマーは、まさに社会を変革できる消費者です。持続可能なくらしに向け、環境に配慮された商品を選択することで、消費者が自分のライフスタイルを環境調和型に変革する1つのきっかけとなります。
また、グリーンコンシューマーが増えることで、製造者は、環境配慮型の商品開発に励まなければならず、流通業者が扱う商品も環境配慮型にシフトせざるをえなくなるという、大きな社会の変革につながります。

 

どんな商品にも一生があり、その一生を見ると、多かれ少なかれ必ず環境への負荷をかけています。事業者はそれを消費者に知らせ、少しでも環境負荷を削減した商品を選んでもらえるように取り組む社会的な責任がありますが、現状、商品の一生における環境に関する情報をきちんと説明している事業者はとても少なく、現在においてもなお、ぬるま湯に浸かるようなものづくりや販売を続ける事業者を消費者は厳しく見分ける必要があると思っています。

また、消費者は、購入した商品の使用と廃棄・リサイクルという、重要な商品の一生の後片付けの部分を担う役割があります。消費者の使い方、捨て方で、環境負荷を削減できる商品もたくさんあります。そういった情報も購入時点では不足しています。もっともっと、消費者と事業者が環境に関するコミュニケーションをする必要があり、消費者は事業者のコミュニケーションの姿勢も評価していくことが重要です。
消費者は、環境ラベルなどの商品の環境情報を頼りに商品選択をせざるを得ませんが、実際には環境情報をみつけるのは容易なことではありません。すべての事業者が環境配慮型の企業活動を行いその情報を提供する、消費者はその事業者や商品を評価して商品を選択する。「持続可能なくらし」をキーワードとし消費者市民社会を作っていくことが、私たちのめざす方向かと思っています。

 

 

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