2018年2月27日、国民生活センター主催の全国消費者フォーラムが、アルカディア市ヶ谷で行われました。NACSからは、西日本支部消費者教育研究会と本部消費者提言特別委員会が発表を行いました。

 

西日本支部消費者教育研究会の発表テーマは「聴覚障がい者向けの啓発講座の取り組みと工夫」でした。障がい者施設の支援担当者との話から得られた気づきに基づき、聴覚障がい者向けの啓発講座でどのような工夫を加えたかを説明しました。具体的な工夫としては、パワーポイントの投影資料に写真やイラストを増やし、見て分かりやすいようにしたこと、寸劇では身振り手振りを大げさにして表情もつけたこと、手話のできるメンバーが手話で事例を紹介したことなどです。手話を交えた寸劇を実演し、実際の啓発講座が良くわかる発表でした。

イラストを増やしたパワーポイントと手話を交えた寸劇

 

本部消費者提言特別委員会の発表テーマは「私たちの暮らしと消費者問題 中高年のIT機器利用で見えてくるAI・IoT社会」でした。一昨年実施した「中高年のIT機器利用に関する意識・実態調査」から、シニア世代がネットで情報収集や検索を行い、家族や友人とSNSで交流を試みていることや、IoT分野における介護支援や家電の遠隔操作などに期待を持っていることなど、シニア世代の実態が見えてきました。そこで、IT機器が活用される介護現場や、最先端技術を展示している産業技術総合研究所、高度技術社会推進協会を見学し、行政機関・事業者・消費者に対する提言をまとめ、発表を行いました。寸劇「介護の現場の今と未来」での熱演が印象的でした。

車椅子を使った介護現場の寸劇