こんにちは。西日本支部長の樋口です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、全国に緊急事態宣言が発令され、多くの会員の皆様方が自宅待機や活動自粛の日々を送られていることと思います。
西日本支部でも、2月半ば以降から、年に1度の自主研究会の発表大会、アドバイザー合格者祝賀会、新入会員歓迎会など多くの行事や活動の中止を余儀なくされました。
新年度もスタートしましたが、運営委員会の活動も自粛続きとなり、感染拡大防止のためとはいえ、忸怩たる思いでおりました。そんな中、運営委員のおひとりである中村英子さん(右写真)が、運営委員の皆さんにと素敵な手作りマスクを届けて下さいました。
行事や活動中止を嘆いてばかりいた私には、目から鱗でした。「そうか、こんな優しい気持ちで、コツコツ活動されている会員さんがいるんだ」と、恥ずかしくもなり、大いに励まされました。以下、中村さんから皆様へのメッセージです。
「花粉症の私にとってマスクはマストアイテムであるにも関わらず、市場から使い捨てマスクが無くなり、町なかでは毛羽だったマスクをする人を見かけるようになりました。必要としている人にマスクが届かない状況に、自分は手作りでも事足りると思いスタートしたのがきっかけです。当時から思うように材料が揃わず、ゴムのない状態のものを友人に送るところから始めたところ、その中の一人から飲食店でも使いたいとの依頼を受けて、無償で使っていただくことにしました。大好きなヨガに通うこともできず、月に何度が行っていた飲み会もなくなり、時間とお金に余裕ができて、それをマスク作りに充てました。
ゴムの代わりに自主研究会の勉強会で頂いた靴下の端材を使ってみたり、ガーゼの手ぬぐいで季節感のあるものを作ってみたり、工夫を重ねて楽しみながら作っています。今月の伊藤長官の会見でも手作りマスクのお話をされておられました。まだまだ、簡単に購入できる状態ではないですし、早起きの高齢者が並んで購入し大量に備蓄をされている話も聞きました。
嘆かわしい話です。私は、まとまった数を寄付するのではなく、コツコツ知り合いにお届けしています。皆さんに喜んで活用いただければ、こんなに嬉しいことはありません」
ボランティアにもいろいろとあると思いますが、こうしてさりげなく素敵な手作りマスクを届ける活動をしている中村さんのような会員から、今学ぶことが多いと感じています。