● 日 時 ● 場 所 ● 主 催 ● 参加内容 |
: 2002年12月5日〜7日 : 東京ビッグサイト : (社)産業環境管理協会、日本経済新聞社 : 展示 「カタログの環境ラベル診断」 「世界の環境ラベル」 「環境ラベルビー玉コンテスト」 : NACS 国際シンポジウム 「商品選択のための環境ラベル」 |
< 今年もエコプロダクツ展に出展しました > |
「エコプロダクツ2002」に今年も出展。開催期間12月5〜7日の3日間で、来場者数は10万人を超える盛況ぶりでした。 NACSの展示ブースは会場奥に位置していたにもかかわらず、毎日たくさんの方に足を運んで頂きました。今年は…「カタログの環境ラベル診断」「世界の環境ラベル」「環境ラベルビー玉コンテスト」の3つを展示。 「カタログの環境ラベル診断」コーナーでは、話題の「ノンフロン冷蔵庫」と「ノートパソコン」を取り上げ、どちらもシェアNo.1とNo.2の2社のカタログの重要な環境情報項目を診断しました。製品やサービスの環境負荷に造詣の深い専門家4名に冷蔵庫、パソコンそれぞれに重要な環境情報は何かインタビューを行い、理想の環境ラベル項目を作成。それをもとに、実際のカタログの環境ラベルを7名のモニターが診断し(現実の環境ラベル)、結果(理想と現実のギャップ)をパネルで解説しました。いずれもギャップは大きくこの差を如何に小さくするかが今後の課題です。 |
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「世界の環境ラベル」コーナーでは、食品包装用ラップ、ごみ袋、電球形蛍光ランプ、キッチンペーパーなど約20点の海外商品の環境ラベルを紹介。同類の日本の商品も展示。文章で記された環境情報やマークなど、商品を実際に手にとって見られたので好評でした。 |
「環境ラベルビー玉コンテスト」では、延べ742名が参加。NACSブースで一番盛りあがりました。鉛筆、トイレットペーパー、電球形蛍光ランプ(HPからの情報)の3種類について、各々3タイプずつの環境ラベルを比較してもらい、それぞれ「これが一番!」と思う環境ラベルを選んでビー玉で投票して頂きました。ご協力下さった皆様、ありがとうございました。 |
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< NACS国際シンポジウムを開催 > |
消費者に信頼され、商品選択に有用な環境ラベルを企業はどう発信すべきかを探るため、「商品選択のための環境ラベル」をテーマとした「国際シンポジウム」を開催しました。シンポジウム参加者は100名と大盛会でした。 写真をクリックすると 大きい画像になります。 |
基調講演は英国からお招きしたテレサ・スモールボーン氏にお願いし、「消費者が期待する環境ラベルの信頼性」について、国際消費者機構(CI)が1999年に行った10か国対象の環境ラベル調査結果「グリーン主張」から、消費者の目からみた環境ラベルの問題点を中心にお話しいただきました。特にその前年にCIでまとめた「グリーンガイダンス」で取り上げた8つの問題点については、もっと企業がISO14021を使うことで6つまで解決が可能になると、たくさんの具体例をあげて報告されました。それでも「たくさんのロゴやシンボルマークの問題」や「ある国では適切でも他の国ではそうではないという問題」等解決しにくい問題点も残るので、グローバルな企業がもっとリーダー役をしなければならない。そうすることで、解決できる問題であると期待を述べられました。 後半はパネルディスカッションに移り、「環境ラベル発展のための課題」をテーマに各パネリストが各々の立場からプレゼンテーションを行い、その後討議に移りました。 コーディネーターの稲葉氏が積極的に会場の意見を汲む形で進められたこともあり、企業の情報開示の必要用件から始まり、会場も交えての熱心な討議となりました。環境情報の氾濫から、環境商品の種類と販売チャネル展開の少なさ、消費者の環境意識向上に向けた啓発の必要性、果ては「環境を語る人は[暗い人]というイメージがあり、近所で環境の話ができない」という意見も紹介されて、会場が沸きました。 最後に稲葉氏より、「環境ラベルや環境情報のあり方、受け止め方の問題点が浮き彫りになったが、今後の対策まで十分に議論ができなかった。環境ラベルをいかに消費者に信用してもらうように育て上げるかが今後の課題」の言葉をいただき、終了しました。 |
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