インターネットにつながる仕組み
私たちは、パソコンやスマホで、あたりまえのようにインターネットサービスを利用しています。しかし、インターネットにつながる仕組みを意外と知りません。そこで、どのようにつながるのか、簡単に説明します。
インターネットにつながるためには、「回線=道」と「プロバイダ=入口」が必要です。スマホや、パソコンなどの端末から、たとえば、光回線やモバイル回線(携帯電話回線など)を通って、インターネットの入り口まで行き、プロバイダによりインターネット内に入ることができます。
回線業者は、固定電話の場合、大手電話会社や、電力会社、ケーブルテレビ会社などです。携帯電話会社の回線業者は、勿論携帯電話会社です(携帯電話会社は、回線業者とプロバイダを兼ねています)。
FNO(エフエヌオー)・MNO(エムエヌオー)とは
固定回線業者のことを、FNO(Fixed Network Operator固定通信事業者)、携帯電話回線業者のことを、NMO(Mobile Network Operator移動体通信事業者)、といいます。回線を引くためには、電線を引いたり、基地局を建てたりコストがかかります。
FVNO(エフブイエヌオー)・MVNO(エムブイエヌオー)とは
FNOやMNOに「ヴァーチャル」という言葉が入ったものを、FVNO・MVNOと言います。FNOはFixed Virtual Network Operator仮想固定通信事業者の略、MVNOは、Mobile Virtual Network Operator仮想移動体通信事業者の略です。
FVNOやMVNO事業者は、既存の固定回線業者や携帯電話会社から光回線や携帯電話回線を借り受けてサービスを提供しています。FVNOやMVNOはFNOやMNOのように回線を引いたり、基地局を建てたりするコストがかからないため、通信料金を安くすることができます。
(執筆協力:NACS東日本支部 ICT活用研究会)