平成29年11月に神奈川県立磯子高等学校にて、高校1年生8クラスを対象に、消費者教育委員会環境グループが、衣服のエシカル講座を実施しました。

テーマは「服の過去と未来を考え幸せな衣生活を求めて」

 

事前に生徒にアンケートを実施したところ、安い服を買っては飽きている傾向が分かりました。そこで、綿のTシャツの生産過程には綿花農家の児童労働や農薬による健康被害、縫製工場の過酷な労働環境などの問題があること、日本で捨てられている服の多くは単に焼却されていることなどを伝えました。

生徒は問題に向き合い、解決策を消費者と企業の立場から考えワークシートにまとめました。自分たち高校生にできる「人と地球にやさしいエシカルな行動」とは何か、に気付くことができました。

◆生徒の振り返りから◆

・作業の大変さと給料が釣り合っていなくてしんどいと思う。学校に行けないのは悲しい。

・この機会に自分の洋服の買い方や整理を改めてみようと思った。

・いつも適当に着ていた服は、いろんな人が手間をかけて作っているものだから、1日でも長く着られるように大事に着る。

◇教員アンケートから◇

・アンケートによって賃金及び問題点が身近に感じられた。

・普段の授業では到底入手できなかった情報を生徒に提供していただいた。

 

磯子11   磯子14

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