学校教育事業報告(宮城)

実施校/片平児童館児童クラブ あすなろクラブ
実施日/2016年11月27日
テーマ/放課後(屋外)での安全・お留守番(室内)での安全
講師/大西二郎《消費生活アドバイザー》

 仙台市片平丁小学校、東二番町小学校などの片平児童館を使用している児童及び保護者を対象に、一人でいるときに子どもたちが事故・事件に遭わないように身の回りに潜む危険について親子で考える学習会として開催しました。
1.加湿器、電子レンジ、IH調理器、暖房機などの室内での危険、自転車などの屋外での危険に気づく機会とする。
2.放課後及び留守番時の注意点(カギの扱い、訪問者や電話があった時など)を共有する。
の2点が講座のねらいどころです。
 まずは、1について、加湿方法の異なる加湿器、水漏れする及びしない電気ケトル、IH調理器の現物で危険を体感してもれいました。次に、niteのDVD(石油ストーブで洗濯物から発火、電子レンジで突沸)投影及びその後の解説をしました。
 2については、通学時及び留守番時の安全、お金の貸し借りなどについて問題を出し、回答する方式を取りました。学年別のグループに分かれグループごとに保護者を配置してワークショップを実施。ワークショップではふりかえりの話し合いを行った後、個人ごとにお約束シートに記入。最後にグループごとに代表1名がグループで話し合った内容を、保護者が話し合い全体の様子を発表してもらいました。子どもたちのお約束シートの内容は、通学時及び留守番時に注意することやお金の貸し借りをしないことが大半でした。
 当初参加者は40名を予定していましたが、インフルエンザの流行時期に重なり、また、感染性腸炎も流行していたため、参加者が半減しました。加湿器、暖房機などの冬の製品事故を想定してこの時期に行いましたが、今後は見直しが必要だと思います。今回は児童館からの依頼なので子どもと保護者を対象にしており、学んだことを家庭で話し合いながら活かすことが出来、効果的と考えます。
 児童館の子ども対象なので1年生から3年生まで参加しましたが、保護者にNACS運営委員の方がおられ周到な事前準備(学年別グループ分け、グループごとに保護者割り付け、ワークショップの運営と進行)が出来スムーズに実施することができました。

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生や父兄、教員を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html