認知症カフェ(白百合カフェ)参加報告

実施校/仙台白百合女子大学・社会福祉法人仙台白百合会共催の認知症カフェ(白百合カフェ)
実施日/2017年3月11日
テーマ/消費生活アドバイザーからのワンポイントアドバイス~高齢期になったら考えておきたいお金のこと~
講師/古川和子《消費生活アドバイザー》

 仙台白百合女子大学で開催されました認知症カフェ(白百合カフェ)に参加してきました。
 白百合カフェは、仙台白百合女子大学が地域貢献と学生たちの教育プログラムの一環として、大学、泉中央地域包括支援センター、高齢者福祉複合施設「カリタスの丘」の3者が連携・協働して企画、立案されました。
 平成29年度の事業として来月4月から毎月1回12回開催され、今回は来年度に向けての試みとして、今回講師をされた古川さんのご学友を通じて古川さんに講師の依頼がありました。
 当日は、地域ご婦人、学校の先生、地域包括センターや施設の運営者、そして学生含め、総勢40名からの参加者があり、古川さんのユーモアたっぷりな講演に笑いが絶えず、また、問いかけにも相槌があり、声がかかり終始大盛況でした。
 地域包括センターの方々からは、今後もNACSに講演を依頼したいと相談を請け、私も古川さんの講演を思い出しながら、熱いうちにと講師の勉強を始めたところです。
 当日の講演内容の詳細や感想、そして、写真のご提供は、リレー報告として講師の古川さんにお願いしたいと思います。

東北支部支部長 大西二郎

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生・大学生や父兄を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html

学校教育事業報告(福島)

実施校/猪苗代町立千里小学校
実施日/2017年2月13日
テーマ/小学生とその親に知ってほしいネットトラブル
講師/遠藤みよ子《消費生活アドバイザー》

 講座のねらいとしては、情報モラルの一環として、児童と保護者が一緒になって学ぶことにより、トラブルの未然防止に役立てること。特に、ゲームなどによる金銭トラブルの具体的事例を基に、子どもが注意するべき点と保護者が講じるべき対策などを知っていただく。また、LINEなどのSNSでの個人情報に関することや書き込みによるトラブル防止のためのインターネット上のマナーを学んでいただくことです。
 パワーポイントのアニメーション等を取り入れ、子どもの視覚に訴えることにより、飽きさせない工夫をしました。
 自分専用の端末を所持していなくても、家庭用ゲーム機や親のスマホでインターネットをしている児童が多く、子供にせがまれるまま買い与えている親も多いです。与える前に親と子がネットの危険性を知り、対策のひとつとして家庭のルールが必要であることを伝えました。また、個人情報が拡散してしまうと事実上取り戻すことはできないことを認識するために、安易な投稿が深刻なトラブルになってしまった事例を挙げて説明し「やってはいけない事」を訴えました。架空請求やワンクリック請求の手口を紹介したことにより、親にとっても未然防止に役立ったと思います。最後に、ある特定のゲームで一位を保持している児童が、ネットに潜む危険性を何も知らずに使っていたという感想を話してくれたことは、講座の意義があったと感じました。

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生や父兄を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

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講師派遣事業(福島)

実施校/猪苗代警察署管内学校警察連絡協議会
実施日/2016年11月29日
テーマ/スマートフォンのトラブル防止(金銭トラブル等)
講師/遠藤みよ子《消費生活アドバイザー》

 受講者は、小学校、中学校、高校の校長先生と生徒指導担当の先生、そして警察の生活安全課の方々です。
 スマートフォンのトラブル防止(金銭トラブル等)をテーマにお話しました。、
内容は、
1.契約とクーリング・オフ
2.ネットショッピング
3.架空請求
4.ワンクリック請求
5.出会い系サイト
6.電子マネー
7.オンラインゲーム
8.SNS
9.個人情報
10.光転用
についてです。
 消費生活センターに寄せられる相談事例を挙げ、具体的手口の紹介とアドバイスやその後の対策についてもお話ししました。特に電子マネーによるプリカ詐欺については、電子マネーの種類とお金の流れ、詐欺の新しい手口を紹介することで、興味を持って聞いていただいたようです。
 また、私が実施している学校の出前講座の中では、実際にどのように話をしているかなどにも触れ、年代別による消費者教育の重要性を周知いたしました。個人情報についても、一度流れた個人情報は削除はできても取り戻すことができないため、事前の教育の重要性を併せ伝えました。
 一方、身近な消費者トラブルについても質問が出るなど、たいへん熱心に聞いていただいたと実感いたしました。

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生や父兄、教員を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

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学校教育事業報告(宮城)

実施校/片平児童館児童クラブ あすなろクラブ
実施日/2016年11月27日
テーマ/放課後(屋外)での安全・お留守番(室内)での安全
講師/大西二郎《消費生活アドバイザー》

 仙台市片平丁小学校、東二番町小学校などの片平児童館を使用している児童及び保護者を対象に、一人でいるときに子どもたちが事故・事件に遭わないように身の回りに潜む危険について親子で考える学習会として開催しました。
1.加湿器、電子レンジ、IH調理器、暖房機などの室内での危険、自転車などの屋外での危険に気づく機会とする。
2.放課後及び留守番時の注意点(カギの扱い、訪問者や電話があった時など)を共有する。
の2点が講座のねらいどころです。
 まずは、1について、加湿方法の異なる加湿器、水漏れする及びしない電気ケトル、IH調理器の現物で危険を体感してもれいました。次に、niteのDVD(石油ストーブで洗濯物から発火、電子レンジで突沸)投影及びその後の解説をしました。
 2については、通学時及び留守番時の安全、お金の貸し借りなどについて問題を出し、回答する方式を取りました。学年別のグループに分かれグループごとに保護者を配置してワークショップを実施。ワークショップではふりかえりの話し合いを行った後、個人ごとにお約束シートに記入。最後にグループごとに代表1名がグループで話し合った内容を、保護者が話し合い全体の様子を発表してもらいました。子どもたちのお約束シートの内容は、通学時及び留守番時に注意することやお金の貸し借りをしないことが大半でした。
 当初参加者は40名を予定していましたが、インフルエンザの流行時期に重なり、また、感染性腸炎も流行していたため、参加者が半減しました。加湿器、暖房機などの冬の製品事故を想定してこの時期に行いましたが、今後は見直しが必要だと思います。今回は児童館からの依頼なので子どもと保護者を対象にしており、学んだことを家庭で話し合いながら活かすことが出来、効果的と考えます。
 児童館の子ども対象なので1年生から3年生まで参加しましたが、保護者にNACS運営委員の方がおられ周到な事前準備(学年別グループ分け、グループごとに保護者割り付け、ワークショップの運営と進行)が出来スムーズに実施することができました。

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生や父兄、教員を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

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学校教育事業報告(青森)

実施校/青森市立浪岡北小学校 4年生
実施日/2016年11月22日
テーマ/地球温暖化とわたしたちのくらし
講師/加藤徳子《消費生活アドバイザー》

 社会科で、ごみ処理場や浄水場のことなど身近な暮らしについて学ぶ4年生に、環境問題として最も深刻である地球温暖化問題を自分たちの身近な問題としてとらえてもらうための授業です。
 授業の進め方は、最初に東奥日報の新聞記事を読みあげ、これから始める授業についての簡単な説明をします。
 次に、今年の異常気象について写真で紹介した後、地球温暖化が進む2100年までの予測映像を見せます。地球温高の進む予測映像は、子どもたちが興味を持ちます。
 その後、なぜ異常気象が起きるのか、地球温暖化になるまでの説明をします。地球温暖化を食い止めるため、自分たちの生活をどのように改善していけばよいか、具体例を挙げて紹介します。
 最後に、その地球温暖化を防止するための身近な取り組みを知るために、2つの家の違いについての違い探しを子供たちにしてもらいます。なかなかかけない子もいますが、2つの家を見比べることで、その中にヒントがたくさんありますから、みんな楽しんで発表してくれます。それぞれの着眼点が違っていて興味深いです。それだけ身近なこととしてとらえてもらえたということだと思います。
 まとめとして、自分たちのくらしを見つめなおしてもらうように、自分たちにもできる省エネやエコ活動を紹介しました。
 子供たちに書いてもらった感想には、みんな「省エネ」を自分たちでもできることだと感じてくれていました。地球温暖化はよくないこと、そのためには省エネやエコ活動が大事だということをほぼ全員が感じてくれたと思います。

NACS東北支部では、小中高校生のほか専門学校生や父兄を対象とした出前講座を行っております。
過去の講座は、学校教育事業をご覧ください。

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html

お金のトラブルなんでも相談(新庄市)

山形分科会では、下記の日程で「お金のトラブルなんでも相談」を開催します。

日時/2016年11月27日(日)9:30~14:30
会場/新庄市民プラザ 3階 第5研修室
費用/無料(予約不要、受付順)
詳細/リーフレット

山形分科会では、このほか平成28年度やまがた社会貢献基金協働助成事業「出前講座」を開催しております。
詳しくは、NACS東北支部の分科会活動の紹介ページをご覧下さい。

山形分科会代表 佐々木勝敏

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html

山形分科会の活動について

誰かが誰かの見守りを!

 平成23年より3年間は、庄内地方の行政書士が結成したNPO法人「ライフサポート庄内」にNACS山形分科会の会員も講師登録し、消費者被害防止と啓発活動を行ってきました。
 平成25年度には、この「ライフサポート庄内」の活動を引き継ぎ、「山形消費生活アドパイザ一の会」を結成し、山形県NPO活動促進事業「やまがた社会貢献基金」に応募することにしました。県の事業を受託するには県内の事務所、責任者や会計を明確にする必要があり、NACSの分科会では受託が困難であったことが結成の理由です。県内で土 •日•祭日、夜に消費者被害防止の講師活動を行っている組織は少なく、そこを一つのセールスポイントとしました。
 平成26年度は自前でパンフレットを作成、「誰かが誰かの見守り隊になってもらう」という趣旨で県内4地域の消費生活センターに案内チラシを配付し、土 •日•祭日の出前講座を地域の自治会や婦人会を対象に、県内20か所、406名に実施しました。
 平成27年度は消費者庁の消費者行政椎進事業(先駆的プログラム)に応募し事業を受託しました。啓発は県の消費生活センターからの団体の紹介、事業組織にはDMを送付し案内しました。事業組織へは企業のCSRや顧客への見守りについて紹介し、地域•事業組織合計で18か所、792名に出前講座を実施。消費者市民社会の概念普及のために「消費者市民社会と私たちのくらし」という講演会も実施しました。
 平成28年度は再び「やまがた社会貢献基金」に応募し事業を受託。土•日•祭日を中心に県民や福祉団体などへの啓発活動を進める予定です。会員は現在、相談員3名、会社員6名、自営1名、主婦4名。

山形分科会代表 佐々木勝敏

※NACS本部通信223号 2016秋「支部だより」への寄稿文です。本部・広報委員会のご了解を得て転載しております。

NACS東北支部の分科会活動の紹介ページをご覧下さい。

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html

福島分科会の開催について

開催日時/2016年10月15日(土)10:15~12:00
開催場所/郡山駅前ビックアイ
配布資料/平成28年度NACS東北支部活動方針,企業の消費者志向経営の取組み事例

 前任の秋庭さんが自己都合で退会されたため、会員数が多い県でありながら分科会活動は休止状態になっていました。そのため、6月の支部大会に合わせ郡山の遠藤さんに代表をお願いすることにより、再度立ち上げることが出来ました。この度、遠藤代表にご尽力いただき15日に再開を記念する第一回分科会を郡山駅前ビックアイで開催することが出来ました。残念ながら福島分科会からは遠藤さんはじめ参加者は3名でしたが、私を含め4名で、より細やかな情報交換ができ有意義な会になったと考えております。
 当日は、最初に私からNACSの方針、東北支部活動方針を説明し、その後、新資格制度などについて活発な意見、情報交換を行いました。次に、「事業者の立場での消費者志向経営について」事例を交えて講義を行いました。魅力あるNACSを考えた時、多面的な立場から実践的な話を聞く機会、意見、情報交換できる場の提供が必要と考えております。その考えのもと支部長として、また、企業人として、私が日々取り組んでいる実務的な話を内情交えて行いました。参加者からは相談員の立場から海外が絡んだ取引、個人を名乗った偽装的なネットオークション、多数の企業を経由する複雑な取引など年々難しくなっている消費者問題の生々しい現状を聞かせていただくことができました。
 今回の意見、情報交換を終えて、複雑になっているインターネット取引、SNSについて詳しく調べてみたいと考えているところです。

東北支部長 大西二郎

NACS東北支部の分科会活動の紹介ページをご覧下さい。

NACS東北支部HP http://www.nacs.or.jp/touhoku/index.html